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商品説明
平安王朝の人々は現代人には想像も及ばないほど、和歌を重要視していた。そのなかでも、ことに和歌の才能に恵まれ、和歌に強いこだわりをもって生きていた、藤原道綱母。散文で書かれた表面だけでは蜻蛉日記の真相は分からない。とくに上巻前半部、和歌の重要性に目を向けると、あえて書かれなかった真実や道綱母の意図が明らかになる。
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収録内容
1 | 上巻前半の紹介-蜻蛉日記の構成と上巻の内容紹介を兼ねて |
2 | 兼家の求婚-求婚歌と返歌 |
3 | 引き続く四首の求婚歌-侍女の代作・代筆 |
4 | さらに引き続く求婚歌と返歌1-鹿の贈答歌 |
5 | さらに引き続く求婚歌と返歌2-関の贈答歌 |
6 | 新枕から結婚成立-後朝の贈答歌二組 |
7 | 外泊先から自ら贈歌-撫子の歌 |
8 | 連夜来ない兼家に自ら贈歌-時雨の贈答歌 |
9 | しばらく来ない兼家に自ら贈歌-下草の歌 |
10 | 物忌に兼家からの久々の贈歌-自らの返歌に不満足〔ほか〕 |