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商品説明
九・一一以後に、思想を語ることは無益か。わたしたちを取り巻いている、不可解にして理不尽な出来事。そこに露呈している「狂気」と「非合理」の諸相は、いかにして形成されたのか。何を起源とし、どのような系譜をたどって、「今日」はあるのか。言葉をもって、現代の世界と向かい合うための、ありうべき思考の筋道を求めて。生きるために考え、歩くために「なぜ」と問う。人として在ることの根拠への問いを、混沌とした思想の風景から収集する、反時代的目録。
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収録内容
1 | 1(スペインで起こったこと |
2 | 何ゆえの「結婚」か? |
3 | 「平和」を駆逐する「安全」-三年目の九月に |
4 | 法は身体をどう扱か |
5 | 名づけと所有-「アメリカ」という制度空間) |
6 | 2(慟哭のエレニ-アンゲロプロスの"ギリシア" |
7 | 人みなそれぞれの「アフリカ」を…-『ダーウィンの悪夢』から |
8 | 進化論とメビウスの帯 |
9 | アトス山訪問) |
10 | 3(アルジャジーラと報道の理性 |
11 | グローバル化の三つのステージ-宗教、政治、経済 |
12 | 腐敗する戦争 |
13 | "思い出をもつ"ことの無惨 |
14 | 経済はいかにして倒錯したか-K ポラニーの後に) |
15 | 4(沖縄、揺れる活断層 |
16 | 医における知と信-医療思想史の試み |
17 | 生命科学とサイバネティクス |
18 | いのちのかたち |
19 | 思想としての経済学バタイユ |
20 | ポラニー |
21 | ジョージェスク=レーゲン |
22 | 生きものの理性-核を恐れる) |