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商品説明
かつて、われわれはデモクラシー再生の劇薬を使ってしまった…。デモクラシーを再生させようとする試みは、なぜ近衛新体制に帰結したのか?激動の昭和戦前期における錯綜した思想状況を解きほぐす。
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収録内容
1 | 序章 近衛新体制の歴史的位置と現代歴史学 |
2 | 第1章 戦前日本のデモクラシー-矢部貞治の政治思想 |
3 | 第2章 天皇機関説後の立憲主義-黒田覚の国防国家論 |
4 | 第3章 二つの知性と新体制運動 |
5 | 第4章 近衛新体制期における自由主義批判の展開-「新体制派」と、精神右翼・自由主義派のナショナリズム |
6 | 第5章 「大東亜共栄圏」思想の論理とその帰結 |
7 | 補章 「新体制派」の視点からみた恒藤恭-広川禎秀著『恒藤恭の思想史的研究』をめぐって |
8 | 終章 自由主義は克服されたか? |