前々から疑問に思っていた福祉と申請主義の関係、消えた年金ではマスコミも一部で問題ありというもののそれきりで消化不良だったが、この本はすごい。年金、介護、生活保護における申請主義の壁を多面的に検証している。取材を下敷きに具体的な事例と構成にも感心した。 おそらく本邦初と思う。久々に読んだ硬派の切り口に満足した。お勧め度5。
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商品説明
制度から排除される不作為の犠牲者。知らないあなたが悪い!?「知らされない」「躊躇させる」「使えない」…。申請から始まって制度利用に至るまでの高い壁。お上の不作為と申請主義のもたらす弊害を検証。
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収録内容
1 | 1 「お上」のサジ加減で死ねるか(「もういきられへん」 |
2 | 「情報網に掛からない」 |
3 | 不条理 |
4 | 命乞い |
5 | 「消滅時効」 |
6 | 申請と手数料 |
7 | 申請権 |
8 | 「余計なお世話といわれる」 |
9 | 「水際作戦」「硫黄島作戦」 |
10 | 「相談はあったけど申請はなかった」 |
11 | 不作為の罪と罰 |
12 | 「申請主義」と行政の義務) |
13 | 2 介護と「申請主義」(介護現場からのレポート(社会的介護と申請支援 |
14 | 訪問介護と申請)) |
15 | 3 高齢者と「自己責任」の関係(誰のための「自己責任」か |
16 | 介護保険という名の「申請主義」 |
17 | 「申請主義」の影-増加する介護殺人、孤独死 |
18 | 「サービスを知らない」 |
19 | 不作為の犠牲者か、高齢者のいま) |
カスタマーレビュー
前々から疑問に思っていた福祉と申請主義の関係、消えた年金ではマスコミも一部で問題ありというもののそれきりで消化不良だったが、この本はすごい。年金、介護、生活保護における申請主義の壁を多面的に検証している。取材を下敷きに具体的な事例と構成にも感心した。 おそらく本邦初と思う。久々に読んだ硬派の切り口に満足した。お勧め度5。