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商品説明
貨幣経済の発達は、江戸期の社会・人びとにいかなる変容をもたらしたか。近世文学者たちは、その急激な変化といかに対峙し、格闘したか。精神史の観点から考察する。
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収録内容
1 | 西鶴-経済社会の小説 |
2 | 西鶴-破滅の行方 |
3 | 『女殺油地獄』の作劇法 |
4 | 『心中宵庚申』-夫婦心中に見出した死のかたち |
5 | 『心中宵庚申』-貨幣経済社会で滅びゆく者たち |
6 | 芭蕉の「わぶ」 |
7 | 杜国の詩情-冬の日「こがらしの巻」より |
8 | 軽薄なるものの音色-『猿蓑』市中の巻より |
9 | 「貧福論」の考察-経済社会と徳 |
10 | 美しい死からの反転-「浅茅が宿」の三つの物語 |
11 | 付 精神史としての近世-『廣末保著作集』完結によせて |