商品説明
美味を訪ねて東奔西走、和漢洋の食を通して博識が舌上に転がすは香気充庖の文明批評。津々浦々の名店をめぐり、食べてはせっせと歩き、歩いてはせっせと食べた漫遊紀行。ところどころ文壇交遊録や、珍味佳肴をめぐる詞華集の趣きを呈したり…。夷齋學人・石川淳の序で幕開き、巻末では著者が、かつての担当編集者と共に往年の健啖ぶりを回想する。
関連記事
収録内容
1 | 神戸の街で和漢洋食 |
2 | 長崎になほ存す幕末の味 |
3 | 信濃にはソバとサクラと |
4 | ヨコハマ朝がゆホテルの洋食 |
5 | 岡山に西国一の鮨やあり |
6 | 岐阜では鮎はオカズである |
7 | 八十翁の京料理 |
8 | 伊賀と伊勢とは牛肉の国 |
9 | 利根の川風ウナギの匂ひ |
10 | 九谷づくしで加賀料理〔ほか〕 |