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商品説明
南北は我らの同時代人!近世は区別がきびしかった。士農工商、被差別民などの身分秩序、男と女、親と子などの人倫、死と生、善と悪などの信仰や倫理、思考の枠組みまで堅固な区別があった。南北は、「笑い」を武器にこの区別を突破した。微笑、苦笑、哄笑、軽蔑の笑い、黒い笑い…さまざまな笑いを駆使して境界を超え、固定した秩序を転換してみせた道化師南北。現代人にとっても、笑いは有力な武器。南北こそは我らの同時代人。
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収録内容
1 | 鶴屋南北の作風と時代 |
2 | 1 『東海道四谷怪談』の時代 |
3 | 2 南北と賎民 |
4 | 3 修業時代 |
5 | 4 道化師南北 |
6 | 5 南北の怪談劇 |
7 | 6 南北の生世話 |
8 | 7 南北はわれらの同時代人 |