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商品説明
中世人からの「戦争と平和」のメッセージ。前近代戦を決するのは、軍事力と祈祷力であった。この祈祷力を担うのはもちろん、宗教者。十三世紀の蒙古襲来の時代、この祈祷をめぐり三つの歴史絵巻が世を彩った。一つは、天皇と武家の両王権を結んだ西大寺流(叡尊と忍性)による異国調伏の祈祷絵巻。二つは、両王権からも疎んじられてなお多弁に説き続けた日蓮の予言絵巻。三つは、全ての権力も超越し、貝の如く口を閉ざして乱舞した一遍の踊念仏絵巻。
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収録内容
1 | 日本人と蒙古襲来 |
2 | 1 二人の歴史環境-中世国家と宗教 |
3 | 2 神祇との出会い-受容と変容 |
4 | 3 仏国土の構築-法華と念仏 |
5 | 4 二つの蒙古襲来-列島の北と南から |
6 | 仏教の世俗化の果てにみた夢 |