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商品説明
最晩年のフッサールが「原自我」という概念で呼んだ問題事象は、従来の現象学解釈にいかなる本質的変更を迫るのか?フッサールの膨大なテキストに徹底して寄り添い、その生涯にわたる思索と方法の展開をつぶさに跡づけながら、いまだ明確に提示されたことなき「原自我」論の根源性を初めて体系的に記述する、気鋭の画期作。
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収録内容
1 | 序論 |
2 | 第1部 「原自我」論への準備的省察-自明性・明証・視る者への問い(「自明性」の学としての現象学 |
3 | 「非‐自我論的」還元と明証への還帰-「視」の深まりについて |
4 | 現象学的主題としての「自我」の発見) |
5 | 第2部 「原自我」論の体系的解釈の試み(「主観性の逆説」から「原自我」の問いへ |
6 | 原自我とエポケーの徹底化-問題の批判的限定 |
7 | 原自我と志向的変様-唯一性と等置 |
8 | 原自我の必当然的明証-「近さ」と「差異」としての自己) |