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商品説明
ある日、父が「作家」になった。鉄道の世界を愛した宮脇俊三だ。だが、家族にとっては、子煩悩で優しいごく普通の父だった。その死によって「紀行作家の父」に向き合った娘が、父として、また紀行作家としての姿をしなやかに綴る。インタビューに答えて妻を「時刻表みたいな人」といった父と母のこと、真夜中に執筆する父の気配、戒名「鉄道院周遊俊妙居士」の経緯など、静かに描かれるエピソードが心にしみる。
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収録内容
1 | 1 父の手土産(ある日、父が「作家」に |
2 | 書斎の光景 ほか) |
3 | 2 厳しいプロの眼(わが家の放任主義 |
4 | 「灯子」の由来 ほか) |
5 | 3 父とのお別れ(母と娘の後悔 |
6 | 魔法のスープ ほか) |
7 | 父と私の小年表 |