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商品説明
国家や大陸レベルで見る開発経済学者はアフリカを「貧しい」という。しかし、実際の農村に焦点を当てると、そこには社会変動や生態環境の変化に巧みに対応し、したたかに生き延びる農民社会がある。このギャップを埋めること無しに、世界はアフリカと正しく向き合うことはできない。緻密なフィールドワークと文献調査を組み合わせ、アフリカのリアルな可能性を示し、地域研究に新しい地平を拓く意欲作。
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収録内容
1 | 序章 アフリカ農村研究の残された課題-ミクロ‐マクロ・ギャップの架橋 |
2 | 第2章 タンザニアの国家開発政策の変遷-アフリカ社会主義の夢から世銀・IMF主導の開発体制へ |
3 | 第3章 ムワンガ県の農業・食糧問題-併存する換金作物の不振と食糧不足 |
4 | 第4章 キリスィ集落での乾季潅漑作-生活自衛のための新たな営農活動 |
5 | 第5章 ムワンガ町の拡大と懸案-地域経済の牽引を期待される地方都市 |
6 | 終章 地域と開発の交接点を求めて |