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商品説明
幕末維新期、戊辰戦争を頂点とする一連の戦いにおいて、会津の戦死者はナショナルな祭祀から排除された。彼らと、生き残った会津の人々とが経験した「犬死に」-この非業と不条理に満ちた死の経験は、その後どのように「克服」され、「解決」されていったのか。本書では、戊辰戦争や西南戦争での戦死者を会津の人々がどのように認識し、自らのアイデンティティを組み立てていったのかを明らかにする。
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収録内容
1 | 序章 死者と共同体 |
2 | 第1章 会津藩の戊辰戦争-近代会津へのプロローグ |
3 | 第2章 「阿蘇の佐川官兵衛」をめぐる記憶と忘却 |
4 | 第3章 近代会津アイデンティティの系譜 |
5 | 第4章 「雪冤勤皇」期会津における戦死者の記憶と忘却 |
6 | 第5章 戦後会津における「観光史学」の軌跡 |
7 | 終章 "二つの戦後"をめぐる"死者の政治学" |