商品説明
東京で、素人画家・小松美保子の「赤い雲の絵」を買った老人が殺され、その絵が紛失した。美保子が所属する絵画グループの浅見雪絵は息子の浅見光彦に絵の行方を探すよう命ずる。この絵に重大な謎があると見た浅見は、老人の出身地、瀬戸内海の寿島に向かう。島は原発誘致にからみ、反対派と賛成派に二分する騒動に揺れていた。調べるうちに「赤い雲」が島の人々に、ある言い伝えを連想させるものだと見抜いた浅見は…。昭和60年刊行、シリーズ3作目の廣済堂文庫、待望の新装版。
関連記事
カスタマーレビュー
レビューはありません。
close