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商品説明
今日、雇用、福祉、教育、医療、住宅、情報、政治参加、家族、エスニシティなどさまざまな領域で進行している「社会的排除」は、社会の解体を招きかねないほど先鋭化の様相を呈しつつある。「排除」の克服の方途を探り、新しい社会モデルを再構築することは、先進国の政治にとって最重要の課題となっている。本書は、日米欧先進社会における多次元的な「社会的排除」の展開を歴史的・構造的に把握し、あるべき「社会的包摂」の道を検討した共同研究の成果である。
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収録内容
1 | 包摂と排除の比較政治学-問題の所在 |
2 | 第1部 包摂と排除の理論(格差・貧困・社会的排除の比較政治経済学-雇用と福祉から見たEUと日本 |
3 | 包摂と排除の国際比較-外国人労働者、移民、ムスリム問題) |
4 | 第2部 欧米諸国にみる政治的課題(二重の統合と排除-トルコに対するドイツの対応 |
5 | 揺らぐ「平等と連帯」の社会-フランス政治の変容と社会モデルの危機 |
6 | フレクシキュリティと社会的包摂-オーストリアの実験 |
7 | イギリス中等教育政策における社会的排除との闘い-ブレア政権における「アカデミー」の評価を中心に |
8 | 住居をめぐる闘争-フランスにおけるホームレス問題 |
9 | 下層中間層の没落と再建-アメリカ医療保障の政治経済学) |