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商品説明
この10年、ぼくは嵐の夜にがたがた鳴る鎧戸の音を無視して本を読むスヌーピーであった-日野啓三・高村薫からソンタグやブローティガンへ。無類の読書録。
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収録内容
1 | 軽いノリの中に隠されている重い核-『ヴァインランド』トマス・ピンチョン |
2 | アメリカの原理が見えてくる小説-『パラダイス』トニ・モリスン |
3 | 「終末」に対抗する想像力とトポス-『宙返り』大江健三郎 |
4 | 知力の基本的な働きを思い出す快感-『銀河の道 虹の架け橋』大林太良 |
5 | 魅力的な都市の楽しいエッセー-『アレクサンドリア』ダニエル・ロンドー |
6 | 30年後に実感する歴史的アイロニー-『ドキュメント沖縄返還交渉』三木健 |
7 | 両国の本音をあらわにする対話-『我々はなぜ戦争をしたのか』東大作 |
8 | 20世紀という時代を描く重量級の小説-『舞踏会へ向かう三人の農夫』リチャード・パワーズ |
9 | 人間の知恵のとんでもない奥深さ-『アフリカの音の世界』塚田健一 |
10 | 奴隷制を生きた人々が継承し創造した-『聞書アフリカン・アメリカン文化の誕生』シドニー・ミンツ、藤本和子編訳〔ほか〕 |