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商品説明
生物学的リアリズムや自由間接文体などのゾラの技法を、荷風はいかに摂取し、実践したか。テキストの精緻な読解と多角的な検証によって、荷風の初期作品にあらたな光をあてる比較文学的論考。
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収録内容
1 | 序章(荷風と日本自然主義の初期段階 |
2 | 荷風のゾライズムを検証する意味 ほか) |
3 | 第1章 初期作品の生成過程-執筆時期の推定を中心として(『地獄の花』の脱稿時期 |
4 | 『地獄の花』におけるゾラ『制作』からのエピソードの摂取 ほか) |
5 | 第2章 永井荷風と"自然主義"-その理解と実践という視点から(『実験小説論』をこえて |
6 | 初期作品執筆当時の荷風の英語力 ほか) |
7 | 第3章 ゾラからの文体論的影響-自由間接文体の摂取を中心にして(特異な文体 |
8 | 自由間接文体と語り ほか) |
9 | 終章(荷風のゾライズム |
10 | 換喩的想像力 ほか) |