商品説明
時代小説とは何か?司馬遼太郎、藤沢周平ら多くの作家が活躍し、名作が書かれた昭和。作品が舞台とする江戸時代。高度経済成長期の「会社」生活に一喜一憂した昭和のサラリーマン達が自らを仮託した下級武士達と、経済成長なきユートピアとしての「藩」。それぞれの時代と社会を詳細に読み解き、日本人にとって時代小説が持つ意味をわかりやすく語る。おじさんも歴女も目からウロコが落ちる必読書。
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収録内容
1 | 第1章 「小僧」は神様を信じない-山本周五郎 |
2 | 第2章 吉川英治の『宮本武蔵』と「修養主義」 |
3 | 第3章 「戦後」を問いつづけた司馬遼太郎 |
4 | 第4章 「海坂藩」の原風景-藤沢周平 |
5 | 第5章 山田風太郎-その教養と奇想 |
6 | 第6章 「侠客」その孤影と集団の両像-長谷川伸、村上元三など |
7 | 第7章 「おじさん」はなぜ時代小説が好きか-森鴎外ほか |