商品説明
はじめて日本を訪れたときから六〇年。ヨーロッパに憧れていたニューヨークの少年にとって、いつしか日本は第二の故郷となった。京都や東京の思い出の場所、そして大切な友人たち…。日本文学研究に人生を捧げた著者による、変わらないものへの愛情にあふれた自伝的エッセイ集。
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収録内容
1 | 1(私の大事な年 |
2 | 光と影のスペイン |
3 | 北京の春 |
4 | ポーランドにリラが咲く頃 |
5 | 五十三年ぶりのウィーン |
6 | 「清き水上尋ねてや…」-京都・鴨川 |
7 | わが街、東京 |
8 | "かけ橋"としての人生 |
9 | ニューヨークの近松門左衛門) |
10 | 2(私の自己証明 |
11 | 定説と自説の間で |
12 | 文学と歴史の境界線を越えて |
13 | 東北に対する私の偏見 |
14 | 漢字が消える日は来るか |
15 | 学者の苦労) |
16 | 3(私という濾過器 |
17 | 作品で世界と「会話」-安部公房を悼む |
18 | 御堂筋を歩いた思い出-司馬遼太郎氏を悼む |
19 | 友人であり恩人-嶋中鵬二氏を悼む |
20 | 良い友達を失ってしまった-永井道雄氏を悼む) |
21 | 4(私の好きな空間-歌劇場 |
22 | ケンブリッジのキャスリン・フェリアー |
23 | わがマリア・カラス-『トスカ』第二幕LD化に寄せて |
24 | メトロポリタンに「還暦のドミンゴ」を聴く) |