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次世代に語りつぐ生体解剖の記憶 元軍医湯浅謙さんの戦後 教科書に書かれなかった戦争 56

小林 節子 著

1870円
ポイント 1% (18p)
発売日 2010/07/19 発売
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仕様

商品番号NEOBK-803613
JAN/ISBN 9784816610059
メディア 本/雑誌
販売梨の木舎
ページ数 190

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

湯浅謙さんは、1916年、開業医の家に生まれ、昼夜を分かたず働く父の姿をみて、医者をめざす。41年、医科大学卒業後、短期現役軍医を志願、旭川第28連帯に入隊する。42年1月、中国山西省の陸軍病院へ軍医中尉として任官する。赴任1ヵ月半後、「手術演習」という「生体解剖」に病院スタッフとともに参加する。以後軍命による生体解剖は、日本の敗戦まで繰り返される。45年8月、日本の敗戦後、民間医師として太原に残留する。49年人民解放軍の捕虜になり、永年捕虜収容所、太原戦犯管理所に収監され、はじめて、自分の罪を認識する。56年4月、中国の特別軍事法廷が開廷。起訴免除となり、日本に帰国する。中国帰還者連絡会結成に参加、現在まで600回におよぶ講演を行い、次世代に「消せない記憶」を語りつづけている。

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    収録内容

    1 1 湯浅謙さんの証言(医学を志す青年たちへ
    2 湯浅さんとの出会い ほか)
    3 2 生体解剖の告発-中国側の資料から(嶋貫倉蔵自筆供述書
    4 遺族郭成則等による種村文三告発資料 ほか)
    5 3 山西省で(日中戦争時の山西省の状況
    6 山西省の鉄道をめぐる攻防 ほか)
    7 4 中華人民共和国の戦犯政策(中華人民共和国最高人民法院特別軍事法廷の開廷
    8 寛大な処分-起訴免除となった湯浅さん ほか)
    9 5 帰国、そして医療活動再開(中国帰還者連絡会の結成
    10 中帰連の活動 ほか)

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