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商品説明
人間のあり方を問う一環として、著者は前著『ハイデガーと倫理学』において倫理学の視座からハイデガー哲学に光を当てたが、多くの問題が残された。本書はその課題に応えるために、ハイデガーの哲学から人間論を切り出す試みである。ハイデガーは人間論を正面から扱うことはしなかったが、彼の長い、弛まぬ思考は常に人間の存在への問いへ帰還した。著者はテクストに添って考察を進めるとともに、実存の立場から独自の経験と知見をまじえて人間論を構想する。
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収録内容
1 | 序章 |
2 | 第1章 現存在の基礎的存在構造 |
3 | 第2章 自己本来性の獲得 |
4 | 第3章 歴史的世界の人間 |
5 | 第4章 生・生物 |
6 | 第5章 自由の諸相 |
7 | 第6章 現-存在と哲学 |
8 | エピローグ |