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商品説明
テレビ視聴率の低下、新聞部数の激減、出版の不調――、未曽有の危機の原因はどこにあるのか? 「贈与と返礼」の人類学的地平からメディアの社会的存在意義を探り、危機の本質を見極める。内田樹が贈る、マニュアルのない未来を生き抜くすべての人に必要な「知」のレッスン。神戸女学院大学の人気講義を書籍化。
「僕は自分の書くものを、沈黙交易の場に「ほい」と置かれた「なんだかよくわからないもの」に類すると思っています。誰も来なければ、そのまま風雨にさらされて砕け散ったり、どこかに吹き飛ばされてしまう。でも、誰かが気づいて「こりゃ、なんだろう」と不思議に思って手にとってくれたら、そこからコミュニケーションが始まるチャンスがある。それがメッセージというものの本来的なありようではないかと僕は思うのです。」 (本文より抜粋)
「僕は自分の書くものを、沈黙交易の場に「ほい」と置かれた「なんだかよくわからないもの」に類すると思っています。誰も来なければ、そのまま風雨にさらされて砕け散ったり、どこかに吹き飛ばされてしまう。でも、誰かが気づいて「こりゃ、なんだろう」と不思議に思って手にとってくれたら、そこからコミュニケーションが始まるチャンスがある。それがメッセージというものの本来的なありようではないかと僕は思うのです。」 (本文より抜粋)
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収録内容
1 | 第1講 キャリアは他人のためのもの |
2 | 第2講 マスメディアの嘘と演技 |
3 | 第3講 メディアと「クレイマー」 |
4 | 第4講 「正義」の暴走 |
5 | 第5講 メディアと「変えないほうがよいもの」 |
6 | 第6講 読者はどこにいるのか |
7 | 第7講 贈与経済と読書 |
8 | 第8講 わけのわからない未来へ |