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商品説明
「女は家庭、男は仕事」という性分業が成立した近代に、「主婦」は誕生した。『主婦之友』『婦人公論』といった婦人雑誌は、いかに「主婦」像をつくりだしたのか。マスメディアというイデオロギー装置の機能を読み解く。
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収録内容
1 | 1 ジェンダー化されたメディアの世界-女性読者層と女性向け商業雑誌の誕生(ジェンダー秩序の形成とマスメディア |
2 | 女も読書する-女性向け大衆雑誌の登場 |
3 | 婦人雑誌がえがく近代の女-「モガ」と「主婦」) |
4 | 2 婦人雑誌がつくる「主婦」-メディアと女性読者が結んだ三つの関係(有益)(修養)(慰安)(大衆婦人雑誌の三つの相-メディアと読者が結んだ関係 |
5 | 主婦の技能(有益の章) |
6 | 主婦の規範(修養の章) |
7 | 主婦のファンタジー(慰安の章)) |
8 | 3 「主婦」であることの魅力-メディア空間と日常の統合(「主婦」と「良人」の甘い生活 |
9 | 統合の象徴としての「主婦」イコン-雑誌を飾る美人画) |
10 | 近代のイデオロギー装置としての婦人雑誌 |