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商品説明
東アジア三国同盟を目指した西郷隆盛の望みは、伊藤博文を暗殺した安重根の「東洋平和論」にもつながる。西郷のアジア観をつくりだした薩摩と朝鮮の交流史を掘り起こし、「韓国併合」とは別にありえた歴史の可能性を、一人のコリアンとして検証する。
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収録内容
1 | 序章 「征韓論の変」 |
2 | 第1章 日朝国交交渉の推移(明治新政府の誤った外交アプローチ |
3 | 既得権益の確保を目指す対馬藩 |
4 | 時流に乗り遅れた朝鮮の攘夷 |
5 | 「征韓論」を点火した歴史的文書) |
6 | 第2章 西郷隆盛が受け継いだ「共生」のDNA(南九州・鹿児島に残る朝鮮半島文化 |
7 | 島津氏・薩摩藩と朝鮮の交流 |
8 | 西郷が出会った朝鮮人) |
9 | 第3章 「勝者」が綴った歴史(両傑は「竹馬の友」 |
10 | 一五日の閣議欠席 |
11 | 三条の「発病」 |
12 | 近代化への適応 |
13 | 西郷使節の成否) |