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商品説明
排泄物や死骸を糧とするフンころがし(フン虫)は、自然界の底辺で壮大な循環を支える貴重な生き物だ-。長年にわたってフィールドワークを重ねてきた第一人者が、フンころがしと生物多様性の切っても切れない世界観を、つぶさに確かめ描きなおす、ユニークな昆虫記。
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収録内容
1 | 1 自然学への道(今西錦司先生の「自然学」を読む |
2 | 遠い日々の記憶・原風景 |
3 | 京都北山・糞虫の発見 |
4 | 私の自然学への道) |
5 | 2 「フンころがし自然学」の風景(ファーブル『昆虫記』は自然学 |
6 | 聖なる虫=スカラベ |
7 | 糞虫考 |
8 | 糞虫考現学 |
9 | 糞虫の種社会・分布 |
10 | 糞虫地理学から風景論はの展開 |
11 | 糞虫と野生動物の創る風景 |
12 | 糞虫の生息空間 |
13 | 糞虫の道=生態回廊 |
14 | 都市・里山の風景論 |
15 | 京都御苑の自然学・風景 |
16 | 散歩道・雲母の森から) |
17 | 3 日本列島の自然学の風景-フィールドノートより(オホーツクの風景 |
18 | 北の島の風景 利尻・礼文・トド島 |
19 | イーハトーブの糞虫たち |
20 | 生と死の連鎖を見た日 |
21 | 「山の牧場」の風景 |
22 | 蓼科山のふもとから |
23 | 糞虫の聖域=奈良 |
24 | 高地性コウチュウについて |
25 | 近畿圏の特異性 |
26 | 冠島・無人島・生と死の風景 |
27 | 兵庫県から宮古島・台湾 |
28 | 三瓶山「山の牧場」・ダイコクコガネ |
29 | 隠岐の糞虫 |
30 | 対馬紀行 |
31 | 四国・糞虫のいる風景 |
32 | アカマダラセンチコガネとムネアカセンチコガネ |
33 | 屋久島・世界遺産の島 |
34 | 北海道から南西諸島までの物語) |
35 | 4 生きもの社会再考(群・家族・種社会 |
36 | 食の順位のモデル |
37 | 種社会の構造とモデル |
38 | ビオトープと種社会) |
39 | 5 二一世紀「生物多様性社会」の構築(マンダラ=モデルという考え方 |
40 | 生物多様性社会から共生へ |
41 | 絶滅危惧のフンころがしたち) |