商品説明
メディア・アート、逆シミュレーション音楽、方法主義、フォルマント兄弟・・・。 神出鬼没・変幻自在の活動により、現在もっとも注目される作曲家、三輪眞弘。 脳内を直撃する音楽論、作品解説、談話を一挙集成。 電気文明の芸術はどこへ向かうのか──。本書こそがその答えだ! 若い世代の圧倒的支持を集める作曲家、三輪眞弘が、日本に帰国し、1998年以降に発表した音楽論、作品解説、談話を集成。 コンピュータをもちいたアルゴリズム作曲から、<またりさま>に代表される逆シミュレーション音楽、フォルマント兄弟まで、そのユニークな活動の全貌が1冊に! 巻末に作品目録を収載。
坂本龍一(音楽家) 「電気、再生装置、メディア、コンピュータ、集団、スペクトル、ネットワーク、シミュレーション、アルゴリズム、テクノロジーなどとの関わりを避けて通れない21世紀の音楽。そのなかにあって三輪眞弘は、なお音楽は可能か、音楽とはなにか、という問いを最も根源的に思考する作曲家だ。」
中沢新一(文化人類学者) 「この作曲家は「はじまり」ということの秘密を、論理と感覚の結合として、つかのま地上に出現させようとしているのである。」
●まえがき
「コンピュータ音楽であれメディアアートであれ、「装置を使った(芸術)表現」について何かを語る際に、ぼくらは、ある装置を電源コンセントにつなぐことから始めているという事実に注目しようとはしない。またさらに、その「コンセントの向こう」には、つまり電力が安定的に供給される背景には、地球規模のエネルギー問題、たとえば原子力発電所、核問題、石油の利権、投機マネーはもとより中東戦争に至るまで、グローバル化した世界のあらゆる難問が果てしなく連なっていることを意識することはまずないはずだ。もちろんそんなことを考え始めたら「装置を使った(芸術)表現」どころか、平穏な日常生活でさえ不可能になってしまうので誰も「言わないことにしている」わけだ。しかし、だからといってそれが現代の音楽・芸術が直面する未曾有の状況と無関係だと言える理由にはならないだろう。いや、それどころか現代に生きるぼくらの価値観や世界観、そしてひとりひとりの心のありようにこの現代社会の複雑な状況が深く結びついていないはずはないのだ」 ──「目次の前に」より
坂本龍一(音楽家) 「電気、再生装置、メディア、コンピュータ、集団、スペクトル、ネットワーク、シミュレーション、アルゴリズム、テクノロジーなどとの関わりを避けて通れない21世紀の音楽。そのなかにあって三輪眞弘は、なお音楽は可能か、音楽とはなにか、という問いを最も根源的に思考する作曲家だ。」
中沢新一(文化人類学者) 「この作曲家は「はじまり」ということの秘密を、論理と感覚の結合として、つかのま地上に出現させようとしているのである。」
●まえがき
「コンピュータ音楽であれメディアアートであれ、「装置を使った(芸術)表現」について何かを語る際に、ぼくらは、ある装置を電源コンセントにつなぐことから始めているという事実に注目しようとはしない。またさらに、その「コンセントの向こう」には、つまり電力が安定的に供給される背景には、地球規模のエネルギー問題、たとえば原子力発電所、核問題、石油の利権、投機マネーはもとより中東戦争に至るまで、グローバル化した世界のあらゆる難問が果てしなく連なっていることを意識することはまずないはずだ。もちろんそんなことを考え始めたら「装置を使った(芸術)表現」どころか、平穏な日常生活でさえ不可能になってしまうので誰も「言わないことにしている」わけだ。しかし、だからといってそれが現代の音楽・芸術が直面する未曾有の状況と無関係だと言える理由にはならないだろう。いや、それどころか現代に生きるぼくらの価値観や世界観、そしてひとりひとりの心のありようにこの現代社会の複雑な状況が深く結びついていないはずはないのだ」 ──「目次の前に」より
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収録内容
| 1 | 言葉の影、またはアレルヤ |
| 2 | フォルマント合成と歌について |
| 3 | モノローグ・オペラ"新しい時代" |
| 4 | モノローグ・オペラ"新しい時代"プログラムノート |
| 5 | 弦楽四重奏曲ハ長調"皇帝" |
| 6 | 混声合唱のための"新しい時代" |
| 7 | ハープのための"総ての時間" |
| 8 | 「ありえたかもしれない」音楽 |
| 9 | 新しい時代の"流星礼拝" |
| 10 | 文明を合成する〔ほか〕 |


