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商品説明
"彼は「侍」である"という表現が今日でもしばしば使われる。では、侍とはいかなる精神構造・姿勢を指すのか-この問いから本書は書き起こされる。主従とは、死とは、名と恥とは…。『葉隠』『甲陽軍鑑』『武道初心集』『山鹿語類』など、武士道にかかわるテキストを広く渉猟し、読み解き、日本人の死生観を明らかにした、日本思想史研究の名作。
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収録内容
1 | 1 ありのまま(室町武家貴族の生き方 |
2 | 戦国武将の生き方 |
3 | 興廃を道義にかける |
4 | 女侍批判 |
5 | 事実に生きる |
6 | いいわけの否定) |
7 | 2 名と恥(鎌倉武士と名 |
8 | 名と主従関係 |
9 | 自敬と名 |
10 | 自他・内外の一体観) |
11 | 3 死の覚悟(死のいさぎよさ |
12 | 覚悟の悲壮性 |
13 | 『葉隠』と仏教 |
14 | 士道論における死) |
15 | 4 閑かな強み(勝負の構 |
16 | 礼儀と強み |
17 | 詞の働き |
18 | 武士の一諾 |
19 | 理想としての非情) |
20 | 5 卓爾とした独立(手の外なる大将 |
21 | 大丈夫の気象 |
22 | 草莽崛起論 |
23 | 明治の「独立の精神」) |