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商品説明
三歳で吉原「松葉屋」の養女になった少女の半生を通して語られる、「吉原」の移り変わりの記録。徳川時代、官許の遊郭として発祥した吉原は第二次大戦中、女たちが軍に徴発され、戦後は占領軍対策にあてられ、売春防止法によって、終焉を迎えた。家の貧困を身一つにひき受けて吉原に来た娘たち、廓で働く人びとの姿、廓の華やぎや情緒を、暖かい眼差しで写しとる。
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収録内容
1 | 1章 吉原遊廓(私の生いたち |
2 | 引手茶屋の跡取りとして ほか) |
3 | 2章 私が松葉屋に来たころ(女性の純潔が尊ばれた時代 |
4 | 昭和恐慌と吉原 ほか) |
5 | 3章 戦時下に生きた吉原の女たち(非常時のかけ声の中で |
6 | 松葉屋の周辺 ほか) |
7 | 4章 民主主義の時代と吉原(進駐軍と慰安所 |
8 | 赤線の誕生 ほか) |
9 | 5章 新しい時代に向かって(赤線の中で松葉屋を続ける |
10 | 「はとバス」コースにのる ほか) |