登場する日本人ビジネスマンは架空の人物だが、インドの地名や役職など、現地の言葉と相まってリアルな空間を醸し出している。 財閥オーナーや新興成金、高級官僚、中級公務員、マネージャー、秘書、弁護士、会計士、博物館長、山賊の頭領など、現代インドの一断面を形成する人物が、インド在住の時事批評マンガ家のイラストで描かれているのも興味深い。 また、そこかしこに著者のインド駐在の経験が散りばめられており、東京本社とのやり取りなど著者の真摯な仕事ぶりを想像・彷彿させる。いわば、インド駐在を控えた日本人ビジネスマンにとっての「インド入門書」といえる哲学的な作品だ。
本/雑誌
砂マンダラ-インド人間模様-
恵原義之/著 T・カガヤ/絵
1540円
ポイント | 1% (15p) |
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発売日 | 2010/10/31 発売 |
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商品説明
インドで仕事をする日本人ビジネスマンの発見、遭遇、呻吟の日々。財閥オーナーに新興成金、高級官僚に中級公務員、マネージャーに秘書、弁護士に会計士、博物館長に山賊の頭領、等々に日本人がからむことになった時、インド人の思考回路が同胞とは異なっている、と思い知らされることになる。観光案内でも旅行記でもない、偉人伝でもない、現代インドの一断面を小説風にスケッチした作品集。インド在住の時事批評マンガ家によるイラスト人物点描つき。
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収録内容
1 | スシュミタ |
2 | マーチャント |
3 | シャルマ |
4 | リシ・ユシューク |
5 | ビーラッパン |