商品説明
主題、取り立て、焦点、終助詞、かき混ぜ、省略、モダリティ、話し手の視点、など、日本語には、発話行為や情報構造と関わる現象が豊富でかつ特徴的である。やっと統語論がそれらを取り込むことができるようになってきた。日本語からの知見と分析こそが、今後の理論の発展の方向を決定し進展させる。国内外の生成文法学者による画期的な論文集。
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収録内容
1 | 文の機能と統語構造:日本語統語研究からの貢献 |
2 | CP領域からの空主語の認可 |
3 | 終助詞のカートグラフィー |
4 | 日本語疑問文における補文標識の選択とCP領域の構造 |
5 | 一致素性のある言語とない言語の統合 |
6 | とりたて詞の多重生起と併合関係 |
7 | 日本語におけるかき混ぜ規則・主題化と情報構造 |
8 | 統語、情報構造、一般認知能力 |
9 | 日本語の焦点に関する主文現象 |
10 | 発話行為と対照主題 |
11 | 節のLeft Periphery(左端部)構造の精緻化に向けて |