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商品説明
太宰文学の魅力は、その表現と文体にある。潜在二人称、女性独白体を視野に入れながら、小説の表現を中心に取りあげ、"彼自身"のものたらしめている表現特性、文体的特徴の具体的分析を通して、太宰文学が表現する空間の解明を試みる。
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収録内容
1 | 第1部 太宰文学の表現空間(自閉する発話空間-「ひとりごとのやうに」の表現心理 |
2 | 「月のない夜」をめぐって |
3 | 「死」の表現意識-直喩の構造を考える ほか) |
4 | 第2部 芥川文学受容から太宰治へ(「右大臣実朝」論 |
5 | 「竹青」における「杜子春」との同調-終結部の試考 |
6 | 「庭」論) |
7 | 第3部 太宰治へのアプローチ(二十一世紀旗手の文学-略年譜的に |
8 | それぞれの故郷-津島修治から太宰治へ |
9 | 作品鑑賞のために ほか) |