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商品説明
死刑、安楽死、脳死、殺人、戦争、動物利用-さまざまな倫理的問題に潜んでいる虚構とは?「人格」「権利」といった近代的な概念をとおして「死」のありようを問い直し、法的領域と人文的領域をとらえて、死生をめぐる実践的課題を哲学する和辻哲郎文化賞・中村元賞受賞作を経て、アクチュアルな問題に挑む渾身の一作。
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収録内容
1 | 序章 「涙の哲学」に向けて-「死」の誕生 |
2 | 第1章 死刑不可能論-死刑存廃論に潜む倒錯 |
3 | 第2章 「死ぬ権利」の欺瞞-安楽死の陥穽 |
4 | 第3章 生命倫理と死ぬ主体-胎児、代理母、クローン、そして死にゆく人 |
5 | 第4章 殺人者の人格性-虚構なのか適応なのか |
6 | 第5章 殺された人の非存在性-「害グラデーション説」の試み |
7 | 第6章 戦争という法外な殺戮-戦争をめぐる事実と規範 |
8 | 第7章 動物たちの叫び-動物実験と肉食の彼方 |
9 | 終章 死に基づく認識論-生と死を貫く同一性 |
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