商品説明
礼と法の二元構造をもつ中国律令制と違い、日本律令制は、氏族制と官僚制から構成されていた。八世紀以後、中国礼制の受容と共に氏族制が解体し、平安貴族社会が生まれる過程を、官制と礼秩序の変遷から解き明かす。
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収録内容
1 | 問題の所在と本書の構成 |
2 | 第1部 律令官制の基本構造(弁官の変質と律令太政官制 |
3 | 延喜式から見た太政官の構成と行事 |
4 | 古代冠位制度の変遷 |
5 | 律令官人制と君臣関係-王権の論理・官人の論理 |
6 | 律令官制における京官と外官-比較国制史としての律令制研究にむけて) |
7 | 第2部 日唐儀制令の比較研究(儀制令と律令国家-古代国家の支配秩序 |
8 | 儀制令における礼と法-律令法系の構造的特質をめぐって |
9 | 座具から見た朝礼の変遷-養老儀制令12庁座上条の史的意義 |
10 | 日本律令制における威儀物受容の性格-養老儀制令13儀戈条・15蓋条をめぐって) |
11 | 第3部 律令制と礼の受容(唐の礼制と日本 |
12 | 礼と儒教思想) |