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商品説明
丸山政治思想史学と民衆思想史学の結合を目指す著者が、戦時中の大熊の「政治経済学」と難波田の「日本経済学」を俎上にあげて、大熊の国家論の基底にある「国家共同体=連帯」論を剔出する。
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収録内容
1 | 第1章 日本国家論へのアングル-近代主義と近代批判の二重性 |
2 | 第2章 難波田経済学と国家論-ファシズムと権威主義国家 |
3 | 第3章 大熊信行の詩情と論理-日本国家論をめぐって |
4 | 第4章 大熊信行の「主体化」論と職能国家論-「生活」と「国家」の内的連関性 |
5 | 第5章 大熊信行の社会思想と配分原理-『ラスキンとモリス』の世界 |
6 | 第6章 大熊信行の「国家共同体=連帯」論と権力否定の論理-『国家悪』の思想をめぐって |
7 | 補章 国家改造論へのアングル-「日本近代国家」観と所有権構造をめぐって |