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商品説明
スハルト体制の崩壊前後で、インドネシア華人をとりまく状況はどう変わったか。かれらと日常をともにした著者が豊富な事例をもとに描きだす、大転換期の諸相。従来のエスニシティ論にインパクトを与え、東南アジア理解に欠かせぬ華人研究の重要な礎石となる一冊。
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収録内容
1 | 第1部 序論-「華人」、「華人性」、「華人コミュニティ」(ペン・フワあるいはエフェンディ・ワルダナ |
2 | 民族誌の舞台-ルンバンの町の「華人コミュニティ」) |
3 | 第2部 「クレンテン」か「ヴィハラ」か?-スハルト体制末期の宗教・対華人政策と「華人コミュニティ」(インドネシアの仏教との寺廟-「インドネシア化」の二つのベクトル |
4 | ルンバンの寺廟の地位変更過程「クレンテン」から「ヴィハラ」へ |
5 | 「ヴィハラ」から「クレンテン」へ ほか) |
6 | 第3部 「影の華人組織」の成立と消滅-体制転換期の危機管理「ネットワーク」と想像される「コミュニティ」(クラガンの暴動 |
7 | ルンバンへの危機波及と「チナ事業者」の招集 ほか) |
8 | 第4部 「華人国家英雄」の誕生?-ポスト・スハルト期の「華人性」をめぐるダイナミズム(国家英雄制度 |
9 | 『ラセム史話』と陳黄弐先生 ほか) |