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商品説明
我々は裁判の意味を誤解していないか。市民の司法参加が義務として捉えられる日本と、権利として理解される欧米。この違いは何によるのか。また、冤罪事件が繰り返されるのはなぜか。本書はそこから分析を進め、裁判という営みの本質に迫る。犯罪や責任、処罰についての我々の常識に挑み、人間という存在を見つめなおす根源的考察。
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収録内容
1 | 第1部 裁判員制度をめぐる誤解(市民優越の原則 |
2 | 裁判という政治行為 |
3 | 評議の力学) |
4 | 第2部 秩序維持装置の解剖学(自白の心理学 |
5 | 自白を引き出す技術 |
6 | 記憶という物語 |
7 | 有罪への自動運動) |
8 | 第3部 原罪としての裁き(自由意志と責任 |
9 | 主体再考 |
10 | 犯罪の正体 |
11 | 善悪の基準) |
12 | 結論に代えて-「正しい世界」とは何か |