商品説明
マルクス、その可能性と限界-六〇年代、政治の季節の、こわばり青ざめた顔に血を通わせる、人間マルクスへの接近。著者自身の翻訳によって、死、性愛、感覚、音楽などをめぐる、初期マルクス・アンソロジーを編む。疎外のむこうにマルクスが見て取った全人的人間像を探り、その人間観・自然観の変奏のプロセスを追う。人間解放のヴィジョンの再生のために。
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収録内容
1 | 序章 マルクスとわたし |
2 | 第1章 ヘーゲルからマルクスへ-マルクスのヘーゲル批判 |
3 | 第2章 対自然・対人間-『経済学・哲学草稿』を読む1 |
4 | 第3章 全人的人間像-『経済学・哲学草稿』を読む2 |
5 | 第4章 社会変革に向かって-マルクスの人間観 |
6 | 終章 労働概念の変容 |