著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
巨匠たちの作品に秘められた謎とはいかなるものか。本書は、日本近代文学を代表する三人の作家-坪内逍遙・夏目漱石・谷崎潤一郎の作品をとりあげ、人間の「情」と「性」をキーに英文学的視点から新たな解釈を試みる。英文学の泰斗が文学の比較研究の方向と可能性を提示する労作。
関連記事
収録内容
1 | 1 坪内逍遥-新と旧とのはざまで(翻訳文化のはじまり |
2 | 坪内逍遥とブルワー・リットン-人情論の展開) |
3 | 2 夏目漱石-文学に生きる(漱石とリットン、ディケンズ-逍遥を超えて |
4 | 『草枕』-「非人情」を求めて |
5 | 『野分』におけるカーライルの影 |
6 | 『三四郎』-脱ビルドゥングスロマン |
7 | 『道草』-「貧乏な親類」) |
8 | 3 谷崎潤一郎-異端の文学(漱石と谷崎潤一郎-世代の推移 |
9 | 『芸術の一種として見たる殺人に就いて』-翻訳の背景 |
10 | 世紀末と(マゾヒズム)-『グリーブ家のバアバラの話』を中心に |
11 | 『日本に於けるクリツプン事件』-マゾヒストの殺人) |