著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
人は何を和歌に託し、和歌は何を秘めて続いてきたのだろうか。本書は江戸後期、信越・東北・北海道などを歩き数多くの旅日記や地誌を記した菅江真澄の「和歌」「地誌」に注目する。秋田藩主はなぜ、菅江真澄に、名所探し・名所作りを命じたのか?それは真澄が「和歌」の役割を十分に理解していたから託すことが出来たのではないか。とすれば、その役割とは何なのか。菅江真澄から、日本全土を覆い尽くしてきた、「和歌」が見えてくる。本書はそれだけ根源的な問いを投げかける。日本人にとって、和歌とは何か、と。
関連記事
収録内容
| 1 | 1 新しい眼で真澄を捉える(国文学の姿 |
| 2 | 菅江真澄の旅日記-虚構性 ほか) |
| 3 | 2 真澄の旅-なくてはならない和歌(和歌の帝国 |
| 4 | 旅と風土 ほか) |
| 5 | 3 なぜ地誌を書いたか-藩主とのかかわり(旅日記から地誌へ |
| 6 | モノガタリの位置 ほか) |
| 7 | 4 地誌を生みだす和歌(藩主の地名変更-歌枕・名所へ |
| 8 | 藩主の和歌観-和歌と歴史と神社 ほか) |
