商品説明
日本人をも魅了し続ける、三国志。しかし、『三国志演義』や、それを下敷きにした小説・ゲームの世界は「虚構」に満ちている。また、「正史」と呼ばれる歴史書の『三国志』も書き手の偏向がつきまとう。本書は、一般に親しまれている『演義』を入り口に、「正史」の記述を検討。そして、史実の世界へと誘う。暴君董卓の意外な美点、曹操が文学に託したもの、劉備と諸葛亮の葛藤-あなたの知らない三国志がここにある。
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収録内容
1 | 第1章 演義と正史-それぞれの限界 |
2 | 第2章 二袁の真実-「漢」の重みと簒奪 |
3 | 第3章 「奸絶」曹操-変革者の実像 |
4 | 第4章 悲劇の国、孫呉-道化とされた男たち |
5 | 第5章 「義絶」関羽-神となった英雄 |
6 | 第6章 「智絶」諸葛亮-劉備とのせめぎあい |
7 | 第7章 分かれれば必ず合す-三国志の終焉 |
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