本/雑誌
愛と革命・有島武郎の可能性 「叛逆者」とヒューマニズム 栗田廣美遺稿集
栗田廣美/著 「栗田廣美君遺稿集」編集委員会/編集
4180円
ポイント | 1% (41p) |
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発売日 | 2011/03/28 発売 |
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商品説明
二十一世紀の今、新たな変革を構想するとき、「愛」の現れとして革命と芸術をとらえた、有島武郎の思索の巨大な可能性に目を向けなくてはならない。-有島を、近代文明を批判した「叛逆者」として再評価する、著者・栗田廣美の遺稿集。子ども論、マルクス主義論、岡倉天心・アジア論、ヒューマニズムの再検討にまで突き進んだ、著者の足跡を示す。
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収録内容
1 | 序にかえて 有島武郎-文明論の中の「子ども・家・革命」 |
2 | 1 有島武郎-日本の国境を越えて(欧米でも報道されていた「心中事件」-有島武郎研究・調査の旅から |
3 | 有島武郎-日本の国境を越えて |
4 | ティルダ・ヘックについて-有島武郎の愛した、スイスの女性 |
5 | 有島武郎とティルダ・ヘック-「ティルダ宛書簡」考察のために) |
6 | 2 有島武郎における国家と革命(帰国直後の有島武郎(問題をどう見るか)-『新帰朝者・有島武郎』論のための覚書 |
7 | 有島武郎『宣言一つ』への道・ノート(ロシア革命との関連を軸に)-一九一七年から一九一九年前半までを中心として |
8 | 「宣言一つ」の可能性-考える「場」についての、序説 |
9 | "叛逆者"への転換-アメリカ・ヨーロッパと有島武郎) |
10 | 3 ヒューマニズム理念の危機と可能性(「ヒューマニズム」は自明な価値か-白梅学園「建学の理念」をめぐる論議への問題提起を兼ねて |
11 | 「統治される側」の論理(国家と安全保障の問題を軸に)-現代ヒューマニズムと「未来論」をめぐる、第一の試論 |
12 | ヒューマニズム理念の危機と可能性-有島武郎精神史の中核的問題に関連しつつ) |
13 | 4 問題意識のスケッチ-有島・マルクス・天心・アジア(有島武郎研究の課題-問題意識のスケッチ |
14 | 頬被りするマルクス-『ドイツ・イデオロギー』と「唯物論」の問題 |
15 | 有島武郎と岡倉天心・第一の序説-有島武郎に於ける「アジアの欠落」を考えるための仮説提示 |
16 | 天心から有島へ-「アジア」と「中世」) |