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商品説明
海に囲まれた島国・日本にあっても、周辺には解決が困難な国境問題を抱えている。尖閣・竹島・北方領土。領土は魔物である。それが目を覚ますと、ナショナリズムが燃え上がる。経済的不利益に、自国の歴史を冒涜されたという思いも重なり、一触即発の事態に発展しやすい。突き詰めれば、戦争はほぼすべて領土問題に端を発する-。中ソ国境紛争やイラン・イラク戦争の現場に外交官として赴任、情報収集にあたり、その後、防衛大学校教授として日本の安全保障を研究・分析した外交と国防の大家が論点を腑分け。平和国家・日本の国益に適った戦略を明かす。
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収録内容
1 | 第1章 血で血を洗う領土問題-私がみた現代世界の国境紛争 |
2 | 第2章 尖閣諸島をめぐる日中の駆け引き-戦後の尖閣諸島史 |
3 | 第3章 北方領土と米ロの思惑-大国の意図に踊る日本 |
4 | 第4章 日米同盟は役に立つのか-米国にとっての日本領土 |
5 | 第5章 領土問題の平和的解決-武力を使わせない知恵 |
6 | 第6章 感情論を超えた国家戦略とは-よりよい選択のために |