商品説明
私たちは今、他者の痛みにまで届く想像力の射程をもちえているだろうか-?「私」という単独者の絶望と痛みをすべての基点に、世の中へ透徹したまなざしを投げかける著者。社会の共同性に対する強い違和感、日常の襞のなかに隠れた禍々しさ。自己を無意識に免罪するすべての"正しき者たち"を批判しながら、それでもなおみずからを閉ざすことなく他者と繋がりあうための手がかりを模索する。示唆と祈りにあふれた一冊。
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収録内容
1 | たんば色の覚書 |
2 | ミルバーグ公園の赤いベンチで |
3 | 側 |
4 | 累 |
5 | 自問備忘録 |
6 | 剥がれて |
7 | 私たちの日常-"決して有用でないもの"への視線 |
8 | 痛みについて-あとがきのかわりに |
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