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商品説明
息を飲む程の明快さと、余すところのない学問的な厳密さが、奇蹟のように手を取り合って進む。"アントロポス"の永劫の生と、抵抗する「犬」の戦いの轟きが、惨めな現状追認と停滞を痛撃する。俊傑・佐々木中の第一作にして哲学的マニフェスト、新論考を付した完全版。ミシェル・フーコーの厳密な批判的読解から不意に現れ出る、その「蜂起の魂」とは何か。絶えざる「真理への勇気」の驚嘆すべき新生。
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収録内容
1 | 第3部 ミシェル・フーコー、生存の美学の此岸で(「権力と戦略」 |
2 | フーコーの「転回」-「アッティカ刑務所について」と「真理と裁判形態」 |
3 | 規律権力の戦略(一)-『監獄の誕生』 |
4 | 規律権力の戦略(二)-『精神医学の権力』と『異常者たち』 |
5 | 戦争・生権力・人種主義-『社会は防衛しなくてはならない』 |
6 | セクシュアリティと「規律的生政治」-『知への意志』 |
7 | 第二の転回-統治性とネオリベラリズム、そしてイラン革命 |
8 | 生存の美学の此岸で-『主体の解釈学』『快楽の活用』『自己への配慮』 |
9 | アンスクリプシオンの不死-『アンチ・オイディプス』に関する註 |
10 | 結論に代えて-可視性と言表可能性、そして「賽の一擲」) |
11 | 補論 この執拗な犬ども |