本/雑誌
貴志康一と音楽の近代 ベルリン・フィルを指揮した日本人
梶野絵奈/編著 長木誠司/編著 ヘルマン・ゴチェフスキ/編著
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発売日 | 2011/05/26 発売 |
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商品説明
明治末期に生まれ、日本とドイツを往復しながら、ヴァイオリンの演奏から指揮や作曲、果ては当時のニューメディア=映画制作まで取り組んだ貴志康一。「天才」と評され、ヴァイオリンの名器ストラディヴァリウスを日本人として初めて所有し、ベルリン・フィルを25歳で指揮しながらも、わずか28歳で生涯を終えた。この若き音楽家の人生と作品、その時代背景を総合的に分析して彼の魅力に迫り、人物を通して戦前期日本の社会をも読み解く。
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収録内容
1 | 第1部 貴志康一とは誰か(過渡期のヴァイオリニスト、その音と姿-成長の過程を通して |
2 | 貴志康一が「作曲家」になるまで-学びの過程にみるその原像 |
3 | ベルリンの日本人-貴志康一と「日本」の表象 ほか) |
4 | 第2部 貴志康一の作品(「日本の洋楽」の音階と貴志康一の旋律 |
5 | 歌曲について-その変遷と貴志の原風景 |
6 | ヴァイオリン曲について-ヴィルトゥオーゾの技巧と作曲の融合 ほか) |
7 | 第3部 貴志康一と時代(「天才」少年少女の時代 |
8 | 欲望のコロニアルな対象-貴志康一の『鏡』と映画脚本『ニーナ』をめぐって |
9 | 貴志康一による音楽統制論の真意) |