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商品説明
言葉に対する鋭敏な感覚により、常にこれまでの文学史や社会制度を戦略的に転覆してきた作家、金井美恵子。小説内に頻出する「水」、「皮膚」、「不在」といったモチーフから、作家の世界観を鮮やかに浮かび上がらせる。
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収録内容
1 | 序論 「不在=現前」論 |
2 | 1(水・蜜・桃 テクストの聖痕 |
3 | 水の誘惑 柔らかな強度 |
4 | 水=文字、猫の舌の描く) |
5 | 2(それは"あ"からはじまる |
6 | 書くことの苛立ち-『岸辺のない海』を読む |
7 | 羅列と反復 統辞論的な失調について) |
8 | 3(悪意に充ちた接近の危うさ |
9 | 一義性を揺らす分裂的な強度 |
10 | 穏やかで不穏な隣接の試み) |
11 | 4(「「声を包む」声を包む」声を…-『恋愛太平記』を読む |
12 | あふれでる繋辞領域-『柔らかい土をふんで、』を読む |
13 | 記憶的・映像的・編集的-『噂の娘』を読む) |