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商品説明
「なぜ人を殺してはいけないのか」「なぜ民主主義はうまくいかないのか」-現代の社会の抱えるさまざまな難問について、京大生に問いかけ、語り合う。若い学生たちの意外な本音から、戦後日本、さらには現代文明の混迷が浮かび上がってくる。旧来の思想-戦後民主主義や功利主義、リベラリズム、リバタリアニズムでは解決しきれない問題をいかに考えるべきか。アポリアの深層にあるニヒリズムという病を見据え、それを乗り越えるべく、日本思想のもつ可能性を再考する。
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収録内容
1 | 第1講 現代文明の病-ニヒリズムとは何か |
2 | 第2講 なぜ人を殺してはいけないのか-自由と規範をめぐる討議1 |
3 | 第3講 沈みゆくボートで誰が犠牲になるべきか-自由と規範をめぐる討議2 |
4 | 第4講 民主党政権はなぜ失敗したのか-民主主義をめぐる討議1 |
5 | 第5講 政治家の嘘は許されるか-民主主義をめぐる討議2 |
6 | 第6講 尖閣諸島は自衛できるか-「国を守ること」をめぐる討議 |
7 | 第7講 主権者とは誰か-憲法をめぐる討議 |
8 | 第8講 ニヒリズムを乗り越える-日本思想のもつ可能性 |