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商品説明
人々が"オンリーワン"をもとめる「私」化した現代、人が共同体に吸い寄せられ絡め取られる。共同体は、"共同性"を結ぶ者たちの夢でありまた背理である。不気味に液状化する現代社会で、「救いの共同体」を構築しようと蠢動する私たちの欲望の夢と病を剔抉。古代ユダヤ人、預言者、キリスト教、コミューン、ファシズム、カルト宗教…紀元前から21世紀まで。戦争、テロ、大震災…時代の危機のなか反復される不気味な「共同性」への欲望を撃つ。ラディカリズムのバイブル『叛乱論』後の本格的著作。
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収録内容
1 | 序章 ハンナ・アレントとコミューン主義 |
2 | 第1章 罪悪感共同体-フロイトの集団論 |
3 | 第2章 前衛党の心理学 |
4 | 第3章 立ち帰る歴史-申命記共同体 |
5 | 第4章 預言者たち-苦難の歴史と救済 |
6 | 第5章 自由の専制-人民寺院 |
7 | 第6章 オウム真理教団とテクノロジー |
8 | 第7章 アジテーター、パウロ |