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商品説明
「限りない経済成長」を追求する時代は終焉を迎えた。私たちは、人類史上三度目の「定常期」に直面している-。飽和した市場経済のもと、われわれの社会は「平等と持続可能性と効率性」の関係をいかに再定義するべきか。「拡大・成長」のベクトルにとらわれたグローバル化の果てに、都市や地域社会のありようはどう変化するのか。そして、こうした「危機の時代」に追求される新たな価値原理とは、人間と社会をめぐる根底的思想とは、いかなるものか。再生の時代に実現されるべき社会像を、政策と理念とを有機的に結びつけ構想する。
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収録内容
1 | 時間軸/歴史軸-私たちはどのような時代を生きているか(創造的定常経済システムの構想-資本主義・社会主義・エコロジーの交差) |
2 | 空間軸-グローバル化とローカル化はどのような関係にあるか(グローバル化の先のローカル化-地域からの"離陸"と"着陸"(コミュニティとしての都市-コミュニティ感覚と空間構造 |
3 | 地域の「豊かさ」とは何だろうか)) |
4 | 原理軸-私たちは人間と社会をどのように理解したらよいか(進化と福祉社会-人間性とコミュニティの進化(はじめに-「人間についての探求」と「社会に関する構想」をつなぐ |
5 | ケア/コミュニティの進化-人間社会の起源 ほか)) |