株価操縦事件や差額関税事件の解明など、国税局査察部の内偵活動の実態が良くわかった。登場している査察官どうしの会話から見えてくる査察官の心理描写や お札に巻かれた帯封から脱税者を追い詰めるシーン。尾行や張込で解明していく脱税の背景。いやーマルサって本当にいいですね!
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商品説明
「BSE(狂牛病)で儲けたやつは誰だ?どうやって儲けたんだ?」「裏ポーク」の闇に挑んだ脱税事件の端緒は新聞記事だった。調査に向かう電車の中で、なぞを解くキーが突然見つかった。そして、世紀の脱税が推理小説のように解き明かされていく...。
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収録内容
1 | 第1章 マルサの男 |
2 | 第2章 たまり |
3 | 第3章 張込み―マルサの真髄 |
4 | 第4章 涙の連絡せん |
5 | 第5章 帯封の物語るもの |
6 | 第6章 差額関税 |
7 | 第7章 謎の外国人 |
8 | 第8章 株価操縦 |
カスタマーレビュー
BSE(狂牛病)で儲かった裏ポークの脱税の章が気に入った。電車で新聞を読んでいる時に閃いた脱税の端緒。 そして、本当に推理小説のように、差額関税の謎を解いていくのだが、査察官どうしの話のやり取りが、妙に本当っぽくていいね。まるで、その場で一緒に謎を解いているようだった。マルサは怖いけど俺には関係ない。もっと悪い奴らをどんどん捕まえてくれ。