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商品説明
精神と器官、感性と理性、これらの饗宴が開かれる熱く静謐な処で、心と心臓とが切り開かれてゆく、九年ぶりの新詩集。
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収録内容
1 | 定義 |
2 | 算数に支配される心臓を鷲掴みしたことがありますか |
3 | 昼寝中の心臓を起こすことほど背中に氷が垂れることはない |
4 | 終点のない地下鉄のほの暗さに血液は偽物として流れ出す |
5 | 百年が一瞬に燃え尽きた心臓の灰が撒かれている阿蘇の艸千里 |
6 | 雷鳴が轟く場所には虫けらもいない心臓手術 |
7 | 冷たいのはそこに血が通っていないから |
8 | 血に染まった手を磨いても神にはなれない |
9 | 神の手とかなんとか騒ぐな仏の産物だ |
10 | 不死は厳密には信心のことであり、心臓は止まった〔ほか〕 |